ぺりかんです。SNS、やっていない人の方が少ないとは思うんだけど、最近インスタをやめました。
インスタ映えって言葉が去年あたりから出てきたけど、やっぱりインスタって承認欲求の塊を誰かに承認されたいって理由で使ってるなって思った。私のインスタは大学の友人+ネット繋がりの友達とフォローしてきたよくわからない人たち。私の投稿はほとんどご飯やスイーツ系で、外食ばっかりしていてなんだか嫌味になってるような気もしました。ただ、インスタを投稿してロック画面目一杯に〜さんがいいね！しましたの通知が並んでいるのを見るのは正直快感だった。
友達たくさんと遊びました投稿をする友達、国際交流をアピールする友達、購入品を逐次報告してくる友達、ハイブランドの購入品を紹介する友達、何処と無く恋人の片鱗がちらつく友達、いろいろいました。特に他者のキラキラ投稿に対して嫉妬と羨望のような気持ちはわかなかったけど、なんとなくしんどいしめんどくさい。誰かが投稿したらとりあえずいいねを押さないとコミュニティとして成り立たない世界で時間とお金が圧倒的に無駄だと思いやめました。
正直インスタグラマーってものすっごくお金がかかっているケースが多いようで、過去にラファエルの動画で「インスタグラマー全員パパ活女子説」ってのがあったけど、あながち間違いじゃないと思う。実際友達の友達クラスになると週１でハイブランドの何かが投稿されている。それに群がる羨ましい〜的なハイエナコメント。本当にブランド物が欲しいのかずっと疑問である。なんか、なんだかなあ・・・・・・・って思って。。。
もちろん他者の投稿から面白いことや何かの引っ掛けが多いのは事実です。私も実際、料理の相当上手な男性のインスタをフォローしていたんだけどめちゃくちゃ参考になるし、やっぱり何か突出した能力のある人のインスタを見るのは本当に面白い。ただ誰でも作れそうな簡単な料理を嬉しそうに毎日アップしているFFの友達や（まあそれでも毎日自炊しているのは偉いなあと思ったけどね）単純に誰かと遊んだとか、ある程度のお金を出せばどうにでもなりそうなインスタはやっぱり面白くないなって感じ。上を見たら本当にキリがないし、私自身何かキラキラした毎日充実したように見えるものを投稿しないとと思っていたこと自体がどんどん充実した日々から遠ざかっていることに気がつきました。料理も出てきたらすぐに食べるのが美味しい。何も考えずに目の前の料理にありつくのが一番美味しい食べ方なのにワンクッション”インスタ投稿”というものがあることでその間に物理的に冷めちゃうし、他のタスクをやらなくてはいけないということがとてもしんどい。写真を撮り忘れたらああ撮り忘れたとがっかりすることでせっかく美味しいご飯が美味しく感じなくなることだってあると思う。私はなかったけど、インスタのためだけに好きじゃない料理を頼んでも食べずに捨てちゃう人とか、別に観光したいわけではなく映え目的で友達使ってどこかに旅行に行く人もいて、インスタをうまく生活のツールとして利用するどころか逆にインスタにうまく転がされている人も多く見てきました。
他者の生活の一面に触れられるというのは新しい経験だし、楽しいものだと思う。でもインスタ映えという言葉のせいで、正直全てが虚構に感じてしまう。ただ他人の素の生活を知ったところで何にもならないし、結局のところ他人の生活に全く興味がないんだなと気がついた。
インスタをやめてなんだかんだ１ヶ月くらい経つけど、無駄な出費は圧倒的に減った。なんだかんだ誰かが何かを買うとそれに誘発されて同じものだったりそうでないものでも買ってしまうこともあると思う。ディオールのリップグロウの〜番の発色が、とか言ってすごくその子には似合っていても、私には似合わないとか。結局他人は他人であって自分ではないのです。ああ最近ヴィトンのバッグ買ったんだけど矛盾してね？って言われそうだけど、これは単純にインスタ映えとか抜いて欲しかったから買っただけです・・・・あと圧倒的に減ったものは時間と謎の気遣いとか。他人のインスタを見ていいねを毎回欠かさずやらなきゃというプレッシャーだったり、とある人に1回忙しくていいねしそびれたら次私の投稿にいいねくれなくてちょっと凹んだりとか。そういう煩わしさから解放されたのはとてもとてもメリットだと思う。
こないだ寝かせ断捨離寝かせ購入の話をしたけど、寝かせ購入の場合実際に期間を置く&インスタ映えや承認欲求のために買っていないか？を組み合わせてみてほしい。そうしたらもっともっと効率的に自分の本当に欲しいものが見つかるような気がする。
結局のところ他人に対して偽れても自分に対しては偽れない。インスタ映えで承認欲求を満たせても心では満足できていないのであればやる意味ってなんだろう？虚無感しか残らない気がする。他人から見て羨ましい生活と思えない生活だとしても自分が満足してる生活が絶対いいなと思ったぺりかんちゃんであった。
