ぺりかんちゃんです。かぼちゃの馬車、ご存知でしょうか。都市圏在住ならちらほら見たことがあるという方も多いとは思うんですが女性用のシェアハウスです。
過去、ヒカル大先生も取材してましたねえ。
普通賃貸物件を借りるときには敷金・礼金・保証金・仲介手数料・鍵交換費・ルームクリーニング代（東京は入居時。関西以西は比較的退去時に敷金から引かれるケースが多い、あと関東に比べて敷金が高い傾向にある）って感じで、まあ私の場合初期費用で40万くらいかかった気がします。
それに加えて会社名や所得の申告等が必要で、まあ大学生・新卒・フリーランスなど社会的信用がまだ出来上がってない人は保証人が必要になってくるケースがほとんどです。私は親になってもらったけど、その保証人に安定した所得があるのが絶対条件になっているような気がする。保証人立てられない人は別途費用はかかるけど保証会社を使う必要があります。
で、このかぼちゃの馬車っていうのはシェアハウスなんだけれども、賃貸を借りる上で必要な２大要素の初期費用と保証人が不要なんですよ。これは取り方によっては貯金が少ないけど東京で仕事を探している人とか、両親は定年退職で保証人は立てられない、でも保証会社使うほどのお金はないって人にぴったりなんですね。
でも冷静に考えて欲しい。初期費用はともかく保証人は保証会社使えば立てられるんです。お金さえあれば普通に賃貸は借りられるんです。何が言いたいかっていうと明らかに貧困層をターゲットにしたものすんごい貧困ビジネスなんですよ。これ。
シェアハウスっていうのもいろいろあって一軒家を丸ごと買い取ってそこに何人も住む、居住スペースも一緒、寝るのはドミトリーってところからお風呂トイレキッチン靴箱は共用だけど４畳程度の個人スペースがあるっていうタイプまでいろいろあるのね。前者だと国際交流が測れたりいろんな境遇の人たちと知り合う中で自分の人脈を増やしていくとかいい面もあるだろうし、その上共用スペースが大部分を占めてるから家賃も安いはず。でも後者は正直中途半端だし結構これが高いんですよね。
例えばだけどこの北池袋のかぼちゃの馬車のシェアハウスを見て欲しいんだけどさ
これ賃料が一番安くても5.3万円、そこに共益費が2万円 一番安く住もうとしても7.3万円なんですよ。部屋は綺麗だけどトイレバスキッチン玄関は共有。
これ、住みたいと思う？
賃貸相場よりは確かに1万くらい安いし、水道代光熱費も共益費に入ってるからお得なのは事実だけど部屋にトイレバスキッチン全部ついてる普通の賃貸と天秤にかけたらどう考えても後者じゃない？それくらいの差額なら普通に払ってでも１人で暮らしたい。そもそも共用キッチンで好きなように自炊もできないだろうから必然的に外食が増えそうだし、そう考えたらトントンくらいに持っていくことは全然できると思うんだよなあ。シェアハウスとしてあるべき姿って人それぞれだろうけど、せいぜいシェアハウスしかできないくらいの所得しかないのであればドミトリーにでも住んで異文化交流とか測りたいわー、って思うね。
で、まあそんなこんなでこのかぼちゃの馬車を借りる女性って言い方悪いけどほぼほぼ貧困層、だと思うんですよ。それでもってこのニュース
いやシナリオ通りって感じですよ。そりゃそうなるって。てかこの程度の損失で自己破産するような会社員にサブリースしてたのもアホだし、そういう貧困層をターゲットにしている物件なんだから普通の不動産投資以上に慎重になる必要があるだろうに、と私は思ってしまう。
私も２、３年以内には不動産投資進出を考えていて、社会的信用の低い人に向けた賃貸事業を始めたいなあと思ってるんですよ。ただそれはあくまでも表向き信用が低いだけで、そこそこ安定した収入をしてる人に貸したいって思うんよな。トレーダー、フリーランス、ブロガー、Youtuber、って感じ。過去数年分の所得証明は出してもらうのは必須、保証人は立ててもらう。それでも実際表向きの社会的信用から借りれない人が多い世の中だから絶対ニーズはあるはず。今はとりあえず輸入業でお金を集めて銀行に融資してもらうように頑張るのであるw
かぼちゃの馬車も社会的信用やある程度の資金がないけど一人暮らしがしたい、とか東京に住みたい、って女性のニーズに寄り添えた時点ではある意味ニッチなところに食い入ったと思うのでアイディアとしては良かったと思う、でもこれもまた性善説の大規模な社会的実験だったなあと思わざるを得ない。まだまだツメが甘かった。私がかぼちゃの馬車のオーナーになるならせいぜい初期費用はパスしてでも保証人は絶対立ててもらって未納が続けば保証人を囲っていくスタイルで意地でも返済してもらうと思う。
あれ、なんかめっちゃウシジマくんっぽいな・・・・
