昨日読んだこの記事
浪人(というか仮面浪人だけど)してた私には非常に心が痛んだ記事。久しぶりにこんなに精神的に辛くて泣いた記事であります。
多浪ならともかく18歳でなくなったというのは1浪だよなあ・・・しかも夏・・・すごく勿体無い、というのが2浪の本音である。
妹は頭が良かったから医学部目指してて、でもそこまで良くない頭への期待の重圧に潰れたんだ。
もうこれが全てだと思います。
私の両親はまあまあ高学歴だったけど、家系が東大とか医者と行った絶対的に””こうなるんだよ””的な無言の圧というか暗黙の了解はなかったので、ある意味完全に自分の意思で浪人したところはあります。
ただ小さい頃から頭の回転が早く鋭い感受性を持つ子どもだったようで「〇〇は第2の△△ちゃん(母のいとこ。東大卒弁護士で日本でIQ値が10位以内だったそう)だな!」とか言われていたのでやたら小さい頃からプライドは高くてその言葉をずっと信じ続けてはいましたね。
まあ彼女には遠く及びません(頭のキャパが違いすぎる)
それに加え親戚一族下手な大学(という言い方は非常に悪いとは思うけど許してください)に行った人はいなかったので、まあそこだけは避けないとな〜そうなると人権がないな〜とは思ってたけども。
上記を含めても受験に対して気負いすることはなく、ある意味楽観的なのか、ただのアホなのか・・・よくわからないけど受験自体は上からの圧を感じず受けることはできたと思います。
話を元に戻しまして、
私自身仮面時代は本当に精神を患いましたし、特に20歳の2浪の時は体重が38kgまで落ちたり、大学に行くだけで涙が出たり吐いたりまあかなりヤバい状況だったのは今でも覚えています。
落ちたら自殺!落ちたら自殺!って1浪の時思ってて
結局死ぬ勇気はなくて2浪になって、あの頃は本当にいつ自殺してもおかしくないような精神状態だったけど、今どうにかこうして生きれています。
浪人って勉強量はさながら本番への強さだったりそういうベクトルに持って行くのは全て精神的な力が大きいと思います
精神力が浪人生活を作るといっても過言ではない程、受験と精神面は密接に結びついております。
多分この記事の妹さんは周りからの期待に応えられないというのがもう夏の時点でわかっていて八方塞がりだったのかもしれません。彼女には逃げ道がなかったんだろうね。
でもそこで自殺という道を選ばないで欲しい。と今浪人している人たちには言いたい。
いろんな理由で浪人されている方がいると思います
私みたいな任意浪人ではなくて、周りからの期待を背負っている人や、それこそ医者一家・東大一家・弁護士一家・・・のように家系のために自分が泥を塗ってはいけない、それ以外は家系の恥だ、と浪人している人だっていると思う。
あとは私の子ども時代のように””子どもの頃は成績が良かった””みたいなね。それが小学校時代だったり中学校時代だったり人によって様々だろうけど、昔の自分のキャパに縋る故に自分自身を過信するというか・・・そういう人だって少なからずいると思います。
でもどこか逃げ道を作って欲しい。
頑張っている人に大学なんていっぱいあるんだよ、レベル落としてもいいんだよって気軽に言いたくないけど、色々な呪縛に囚われるあまり視野が極端に狭まってその狭い道しか進まざるを得ないという考えにたどり着いてしまった時はもう遅い。もちろん高みを目指し合格するのがベストだけど、そうなれなかった時のためにどこか隠れた逃げ道を作って欲しいものです。
任意浪人のお前に言われたくないと言われるかもしれませんが、気負いして八方塞がりになって自殺することだけは本当にやめて欲しい。
両親東大でも早稲田に行った子はいます。その子も東大に行かなきゃという重圧があったそうですが今は早稲田で楽しくやっています。
もちろん浪人する以上努力はしなきゃいけないけど、その延長線上で自分に適性がないというか、キャパを超えているとわかったならそれをしっかり周りの人に話して違う道を模索して欲しいと思います。
周りからの期待に応えられなくて悲しまれるかもしれないけど、自殺の比ではないので。
何と言っても命あっての物種。
学歴は人生という未知数の平面に敷く布石だと思います。でも布石とはいってもこんな感じかなといったもやもやとした輪郭しか掴めない。受験に失敗して人生終わったと言っている方を非常によく見かけます。学歴だけで人生が決まるわけではないし、所謂偏差値の低い大学に行ったからって人生が終わるわけじゃない。
でも浪人するなら高みを目指して欲しいという謎の矛盾。
だから浪人は辛い。